あせもの薬を皮膚科でもらったらステロイド剤だった 赤ちゃんに使っても大丈夫?

赤ちゃんはあせもになりやすいものです。
早く治してあげたいですよね。
皮膚科に連れて行ったらお薬もらえたけど、調べたらステロイドのお薬。
ステロイドって悪い噂ばっかり聞いてるけど実際どうなんでしょう?
使うのは自分の子、ましてや赤ちゃんだし副作用が起きたら大変!
というわけで今回は、汗疹(あせも)の薬のステロイドが赤ちゃんへの影響があるかどうかと市販でも汗疹に効くいいお薬をご紹介したいと思います!
もくじ
赤ちゃんのあせもの薬でロコイドやリンデロンを使っても大丈夫?
ロコイド、リンデロンはステロイドのお薬です。
汗疹で皮膚科に行くとロコイドやリンデロンを処方されることはよくあることです。
これを赤ちゃんに使っても大丈夫なのかというと、もちろん大丈夫です。
実はステロイドはきちんと量と使い方を守っていれば噂で聞くような悪い薬ではないんです。
赤ちゃんのあせもに塗るくらいの量であれば副作用はほとんどなく、よく効いて早く治ります。
ただしあせもが治った後も塗り続けたり、全身に塗りたくるようなことはしない方がいいと思います。
汗疹が治ったら使うのをやめて、汗をかいたら着替えさせたりお風呂に入る、ベビーパウダーを使うなどしてあせもの予防をしてあげたほうが安心ですよね。
ステロイドの皮膚からの吸収と副作用について
ステロイドは危険だ危険だと言われますが、皮膚に塗るステロイドが体に吸収されるのはだいだい3%ほどしかありません。
ステロイドの内服薬を毎日飲み続けた人と同じくらいの副作用が現れるのは、リンデロンを20g塗り続けた時。
20gというと、リンデロンも一本5g~30gのものがありますが、かなりの量です。
(ちなみに薬の強さはロコイドよりリンデロンの方が強い)
まるごと1本以上です。

あせもは一部ですし、赤ちゃんに全身塗ったとしてもまるまる1本は塗りきれません。
なので怖がらなくても全然大丈夫!
むしろ怖がって量を少なめにすると治りが遅くなり、逆にたくさんの量を塗ることになる可能性もあるので、お医者さんに言われた量を守って使ったほうが結果的にはいいということになりますね。
汗疹の薬で市販で買えるもののおすすめはどれ?
タクトホワイトL
メントールが入っているのでとても清涼感があって気持ちいいです。
すぐに乾くので上からすぐ服を着られます。
この「タクト」にはいろいろ種類があり、ローションタイプのものやひどいかゆみに効くものもあるので自分にあうものを探すのもいいと思います。
オイラックス
我が家ではこれを使っていますが、これはかゆみにすごく効くので助かっています!
蚊に刺されたときにもおすすめです。
こちらもステロイドではありますが、一番レベルの低い弱いものなので赤ちゃんにも使えますよ!
シッカロールを使用しない理由は?

シッカロールはいわゆるベビーパウダーです。
汗疹にベビーパウダーを使うと毛穴が詰まってしまって逆効果だという声もありました。
それでシッカロールは使わないほうがいいと言われているんですね。
ですが汗疹にベビーパウダーを使うとさらさらになるのでいいという意見もあります。
私の個人的な考えだと、娘が赤ちゃんの頃はお風呂上がりに毎日クリームとパウダーをしていましたが、汗疹があってもなくても同じようにしていました。
それで汗疹がひどくなるということはなかったですね。
ですがあせもの状況にもよりますし、肌の状態にもよるので一概にシッカロールがダメとも言いにくいです。
使ってみて肌の状態を見るのが一番だと思います。
おさらい
最後に、赤ちゃんの汗疹や薬についての内容をまとめました。
【赤ちゃんにステロイドの薬を塗っても大丈夫?】
きちんと用法・容量を守れば赤ちゃんに使っても問題なし
副作用はほどんどなく、よく効いて早く治る!
ただし汗疹が治ったら使うのをやめ、不要なところには塗らない
【ステロイドの皮膚からの吸収と副作用について】
皮膚からのステロイド吸収は塗った分の3%ほど
外用薬で副作用が現れるのは毎日20gほど塗った場合
20gというとチューブの薬1本分以上なので、赤ちゃんのあせもに塗る程度ならほぼ吸収されない
【市販の汗疹の薬のオススメ】
- 佐藤製薬「タクトホワイトL」
- オイラックス
【シッカロールを使わないのはなぜ?】
シッカロールとはいわゆるベビーパウダーのこと
ベビーパウダーはさらさらになるが、毛穴に詰まってしまうのでよくないという意見がありシッカロールはよくないといわれるようになった
でもデメリットばかりではないので、使ってみて肌の状態を見るのが一番
昔からあせもには塩水がいいなんて話もありますよね。
あせもができたら海に連れて行って海水浴するのがいいと聞いたことがあります。
お風呂の入浴剤でもあせもに効くものやバスソルトなんかを使うのもいいかもしれませんね。