「全国マスク工業会」って?中国製マスクは安全?

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我が家では冬はドラッグストアで買ったお得用の箱のものを使っていたんですが、朝のテレビを見てギョッとしました。
中国製のマスクは作っている工場の環境がサイアクなんだとか…。
慌ててマスクの箱の確認しました(^^;)
するとなんと中国製!!
でも「全国マスク工業会会員」の表示があったのでひとまず安心。
でもやっぱりちょっと気になったのでこれについて調べてみました。
中国製のマスクは危険なの?不衛生?
中国製のマスク工場の実態とは?
なんでも、中国で作っているマスクの工場は、
- 当たり前のように素手での作業
- 工場内も不衛生 ゴミやホコリまみれ
- 消毒なんてするわけない
- 原料に金属粉を使っている
- 金属の臭いを隠すために石灰粉をつけている
こんな環境なんだとか。。。
マジか(・・;)
つまりマスクをしながら呼吸することによって、金属や石灰を体に取り込んでしまっているってことですよね?
花粉やインフルエンザどころの話じゃないですよね。
日本にもこんなマスクが出回ってしまっていることがあるそうです。。じゃあ中国製だからといって、中国製のマスクは全部ダメなのか?というとそうではなく
「全国マスク工業会会員」のマークが付いているものは大丈夫なようです。
「全国マスク工業会」って何?マークの意味は?
マスクのパッケージに描かれているこのマークが「全国マスク工業会会員」のマークです。
今までマスクを使ってきたけど、このマークは初めて見たという人も多いでしょう。
私もそうだったし…。
ではこの「全国マスク工業会」とはどんな団体なんでしょうか?
「全国マスク工業会」とは
「全国マスク工業会」はこんな団体だそうです。
全国マスク工業会は、(一社)日本衛生材料工業連合会に対して厚生労働省よりマスクの使用表示の検討が要請されたことを機に、2005 年3月に発足した業界団体です。
家庭用・医療用マスクの製造、販売業者をはじめ、輸入業者で構成されるこの団体では、自主基準に基づく適正な表示推進のほか、フィルタ性能の試験方法の統一化や消費者の皆様に向けたマスク啓発用冊子の無料配布、海外の関連団体との情報交換などを通して、マスクの普及に努めています。
http://www.asahi.com/ad/mask/つまり、本当に簡単に言ってしまうと作られたマスクをちゃんとチェック・テストしているよってことです。
中国で作られたマスクをそのまま輸入して、チェックもせずに販売していることはないと言えると思います。
この「日本衛生材料工業連合会」というのは、 衛生用品、医療用具、介護用品を作っている企業さんたちが加盟しています。
私達が日頃お世話になっている、ウェットティッシュやマスク、紙おむつ、女性の生理用品、包帯、絆創膏など
直接肌に触れるものや治療に使うための繊細で清潔でなければならない商品の調査、研究、検査をしてくれているんですね。
で、マスクに対しても
- 花粉をどれだけカットしているか
- 咳やクシャミの時に飛び散る飛沫をどれだけカットしているか
- 抗菌試験
- ホルムアルデヒド(発ガン性物質)検出基準
にちゃんとテスト基準があるんだそうです。
それからパッケージに記載する内容にも決まりがあります。
箱や袋に書かれていることはちゃんと試験したデータに基づかないと載せてはいけないと定められています。
実際マスクを選ぶときにパッケージを見て他のマスクと比べたりしながら「どれにしようかな」って考えますよね。
そこで、「花粉ほぼガード」ってあいまいに書いてあるマスクはおそらく見たことないはずです。
もしあったとしても買わないし、「花粉99%ガード」って書いてある方を買おうって私なら思います。
ちゃんと基づくデータが書いてあって、「こうやってテストしました」「ここで試験しました」というのが書いてあったら安心ですよね。
そうやってわかりやすく具体的で嘘のない表示をすることで、消費者が安心してマスクを選べるようにしているんです。
「全国マスク工業会会員」マークの意味は?
ということはこのマークの付いているマスクは
「そういう様々なチェックをしてから販売している会社のマスクだよ!パッケージもわかりやすく基準に従ってるよ」
ということなので、性能については安心していいかと思います。
実際、全国マスク工業会の会員の企業さんは誰でも聞いたことがあるような企業さんも多かったです。
花○さんとかユニ・チャー○さんとか。
中国製マスクでもマークがついていれば衛生面も大丈夫?
私が調べてみた感想としては「大丈夫なんじゃないかな」ということ。
前述したように「全国マスク工業会」は 「日本衛生材料工業連合会」 に所属する団体です。
その 日本衛生材料工業連合会 のホームページに
「 衛生材料ならびに衛生用品の製造に関する調査、研究、検査ならびに指導 」
「 衛生材料ならびに衛生用品に関する業会自主基準の制定」
ということが書かれていました。
なので当然中国の工場もしっかり管理されているだろうと。
「業界自主基準」という詳しい内容は分かりませんが、品質にはうるさい日本人の団体ですし、病院などで使われる商品もあるわけですから不衛生な商品を販売しているということはおそらくないでしょう。
「中国製だし、もしかして材料も変なもの使ってるんじゃないの!?」と思ってしまいましたが、材料に関しても検査基準がありそうですね。
(中国が嫌いなわけではないんです!!ごめんなさい!)
なのでこのマークが付いていれば中国製でもマスクは安心して使っていいと私は判断しました。
おさらい
今回は結構シリアスな内容でしたね。
【中国製マスクの実態】
- 業者は素手で作業
- 不衛生な工場内
- 消毒などもなし
- 金属粉や石灰粉を使っている
しかし中国製だからといって全てが粗悪品というわけではなく、「全国マスク工業会」のマークが付いているものは安全
【全国マスク工業会とは?】
「日本衛生材料工業連合会」のなかの団体で、マスクの性能の研究や製造の管理をしている
マスクの性能に基準が設けられており、パッケージに記載する内容にも決まりがある
衛生面においてもしっかりとチェックをしている
⇛マークが付いているものであれば中国製でも安心して使って良い
個人的には使い捨てマスクはたくさん入っているものは安くてコストもかからないので、これからもマークを確認してから使いたいと思いました。
でも心配な人は「日本製」を買うのが一番なんじゃないかなと思います。
私も子供には日本製のものを使わせたいと思いましたね。
ちなみに、中国製を悪く言うような内容になってしまいましたが、決して中国製全部が悪いと言いたいわけではありません!!
洋服なんかもほとんどが今や中国製ですし、品質だっていいものもたくさんあります。
実際私の生活も中国製に支えられていますし…。
中国には感謝していますよ!いつもありがとう!
Comment
[…] 現在、日本でもマスクの入手難が続いています。日本で出回るマスクの八割は中国製らしく、仮にこれが普通に入手出来る状態に戻っても、あんな製造現場を知ってしまうとちょっと怖く「入手出来た!」と手放しで喜べず。 そこで検索してみたところ、日本では「全国マスク工業会」というのがあるそうで、そこの承認を得た製品にはロゴが印刷されているそうで。 試しに自宅のストック分を確認したところ、ロゴがちゃんと印刷されていました。(全て中国製です) まぁこのロゴが印刷されているから完璧というワケでは無いでしょうけれど、一つの目安にはなるのかなぁと。 その辺を詳しく解説しているサイトはこちらです。 […]