お盆の送り火を線香でできる?マンションの場合ベランダでやってもいい?

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お盆の時、マンションなどでは皆さんどうしてますか?
新盆だからやりたいけど、マンションで玄関先で火を焚くわけにはいきませんよね。
集合住宅のお外でできるならともかく、ダメならベランダでできたらいいですよね。
そこで今回は送り火をお線香でする場合のやり方と、おがらでするやり方を調べました!
送り火をお線香でやりたい場合
お線香でやってもいいの?
ご先祖様は迎え火、送り火の火と煙を頼りにお家に帰ってきて、そしてまた煙に乗って戻って行かれます。
なのでお線香の煙でも全然大丈夫です。
ちゃんとご先祖様をお迎えする気持ちがあれば問題ありません。
どうしてもきちんとやらなければ意味がないというわけではないのでご安心ください。
お線香を焚いて送り火をする方法
送り火をお線香でやる場合、ほうろくというお盆用品があると便利です。
といってもほうろくは素焼きのお皿のようなものなので、代用できそうなものがあればそれでも構いません。
植木鉢のお皿のようなものでもいいかもしれませんね。
浅めで湾曲しているものがおすすめです。
(プラスチックのものはやめたほうがいいかも)
その上でお線香を焚きます。
もしくはお家にすでにお仏壇があり、線香立てがあるというならそれをベランダに出してお線香を立てるのでもOKです。
送り火のやり方は様々なので、お線香を立ててそれを送り火として終わりにしたり、ベランダで焚いたお線香を盆棚(精霊棚)に持ってくるなど、ご家庭のやりかたに沿ってください。
ただ、マンションの場合だと隣や上下のご家庭で「ニオイが気になる」と言われたりすることもあるかもしれませんので、あまり長い時間焚きっぱなしにしておかないほうがいいと思います。
送り火をおがらでする場合
一般的にはおがらで送り火をすることが多いと思います。
おがらはホームセンターなどでお盆の時期に買うことができます。
こちらもほうろくを使い、ほうろくの上に軽く組んでおきます。
ベランダであまり火が高くなりすぎると危ないのでおがらは少なめの方がいいです。
そして精霊棚の日をおがらに移して燃え尽きるまで燃やします。
燃え尽きたらたっぷりと水をかけてから燃えるゴミなどで捨てれば大丈夫です。
ほうろくは洗ってしっかり乾かしておきましょう。
おさらい
今回の内容をまとめておきます。
【送り火をお線香でやりたい場合】
ご先祖様は迎え火・送り火の火と煙に導かれて行き来するのでお線香でも代用可
ほうろくという素焼きのお皿を用意し、そこにお線香をたく
普段使っている線香立てでもよい
【おがらで送り火をする場合】
ほうろくの上におがらを組んでおく(ベランダでするならおがらは少なめに)
精霊棚の炎を持ってきておがらに火をつけ、燃え尽きるまで燃やす
ほうろくは洗ってよく乾かしておく
我が家も私が小さい頃は毎年しっかりやっていましたが、祖母が寝たきりになってからは簡易的なものになってしまいました。
我が家では緑の長い草(なんの草だったんだろう…)を敷いた台にお供え物をして、ナスの牛ときゅうりの馬を供えていたのはよく覚えています。
そしてお墓参りに行って、そこで送り火・迎え火を焚いて一緒に連れて帰る(送っていく)という感じでした。
こういう日本の伝統行事って、ひとつひとつにちゃんと意味があって面白いですよね。
でも幼い頃はわからなくて大人になってから調べて分かることも多いです。
こういうのは忘れたくはないものですが、東京に嫁いできて、主人の両親もあまりこういうことに関心のない人だと全然やる機会もないのはちょっとさみしいです。
実家のあの夏休みとお盆の雰囲気が懐かしいです。